虚血性心疾患の危険因子

虚血性心疾患は狭心症や心筋梗塞などが含まれる心臓に障害が起こる疾患の総称ですが、いろいろな危険因子があるので知っておいた方がいいでしょう。



サイトトップ > その他の危険因子

スポンサードリンク

虚血性心疾患の危険因子

その他の危険因子


虚血性心疾患には前述以外の危険因子もたくさんあります。「喫煙」は虚血性心疾患に対する重大危険因子の一つとなっており、これは多くの疫学的調査においても、喫煙者の虚血性心疾患罹患率や死亡率が、非喫煙者に比べて高いことがわかっています。


一日ひと箱(二十本以上)の紙巻きタバコ喫煙者は、何と心筋梗塞発生の危険度が非喫煙者の三倍にもなるとされています。これはタバコの中のニコチンが血管を収縮して血圧を上げるのが原因で、更には一酸化炭素の作用が、細い血管や心筋組織の酸素供給を阻害し、酸素不足状態になります。


こうした酸素不足状態は、血管のコレステロール沈着を促進し、動脈硬化も促進させることになります。喫煙者は非喫煙者より血中の善玉コレステロールHDLの値が低いという結果があり、これも動脈硬化を促進する一因となります。


日常生活での「ストレス過多」も危険因子です。常に強度のストレスを感じていると血圧が上昇しますが、血圧が高くなるとそれだけ心臓の仕事量は増して負担がかかるようになるので、結果として動脈硬化を促進させることになります。但し一方では性格的な要素も関係があるので、生活様式を変えるなどの工夫も一案です。


他にも糖尿病のには、全身の血管障害が合併しやすいとされています。糖尿病患者の死亡例の41%が血管障害で死亡し、死因の第位1位を占めているという統計もあります。冠状動脈疾患は、糖尿病になって10年以上経過した頃から急に増加する傾向があり、しかも病変は重薦のことが多いので、急性心筋梗塞になっても全く胸痛を訴えないことがあるので要警戒です。


虚血性心疾患の危険因子

MENU



スポンサードリンク