虚血性心疾患の危険因子

虚血性心疾患は狭心症や心筋梗塞などが含まれる心臓に障害が起こる疾患の総称ですが、いろいろな危険因子があるので知っておいた方がいいでしょう。



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虚血性心疾患の危険因子

虚血性心疾患とは


虚血性心疾患とは、冠動脈の閉塞、狭窄などが原因となって心筋への血流が阻害されることで心臓に障害が発生する疾患の総称です。


冠動脈とは大動脈起始部のバルサルバ洞からの心筋に酸素を供給する動脈のことで冠状動脈とも呼ばれています。血管壁というのは上皮側から内膜、中膜、外膜の順に構成されていますが、外膜は心外膜より続いており、上行大動脈は繊維性心膜に包まれています(肺動脈幹も同様)。


上行大動脈の起始部における血管径は末梢側よりも大きいので大動脈球と呼ばれますが、その内腔をバルサルバ洞と呼び大動脈洞ともいいます。狭心症や心筋梗塞がこの虚血性心疾患の分類に含まれており、ある意味身近な疾患ということができます。


これらは冠動脈疾患と同じ意味でもあるのですが、例えば脳血管疾患による急激なストレスから来るタコツボ型心筋症や中枢性肺水腫などは冠動脈自体に病変が無い疾患でも特に虚血性心疾患に含まれるとされています。


狭心症とは心筋(心臓の筋肉)に酸素を供給している冠動脈の動脈硬化、攣縮などの異常による一過性の虚血から胸痛や胸部圧迫感などの症状が出ることで、虚血性心疾患の一つです。


更に完全に冠動脈が閉塞したり、著しい狭窄が起こって心筋が壊死してしまうことを心筋梗塞といいます。アメリカでは1950年代から心臓病患者の増加が問題だったそうで、朝鮮戦争当時に死亡したアメリカ人兵士の解剖から冠動脈に動脈硬化症が発見され、虚血性心疾患と動脈硬化症との関連が明らかになりました。


虚血性心疾患の危険因子

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